英語のサービスを調べていて、途中で気づいたことがあります。
ほとんどが「英語力を総合的に伸ばす」前提で作られているんです。読む、書く、聞く、話す。ひととおり面倒を見てくれる。
ありがたい話なんですが、わたしが必要なのはそこではありませんでした。
商談で相手の話を聞き取って、その場で返せるようになること。それだけです。読み書きは時間をかければ何とかなりますし、試験のスコアも要りません。
同じように「話すところだけ足りない」という人は、けっこういるんじゃないかと思います。
「読めるのに話せない」のは、なぜなのか
わたしは中学英語までしかろくにやっていません。それでも、文字で書かれたものなら、辞書を引きながらそれなりに読めます。単語も、見れば「ああ、これか」と思い出せるものがある。
でも、会話になると何も出てこないんです。
頭の中では言いたいことがあるのに、口に出すまでに時間がかかって、その間に話が進んでしまう。あれは本当に情けない気持ちになります。
これについては、知識がないのではなく、知識を口から出す経路が使われていないからだと言われています。わたしの実感ともかなり近い。まったく知らない言葉が出てこないというより、知っているはずの言葉が出てこないんです。
もしそうなら、必要なのは単語を増やすことでも文法をやり直すことでもなくて、すでに持っているものを口から出す回数を増やすことになります。
この前提でサービスを見直したら、見え方が変わりました。
「自分が口を動かす時間」で見る
比べるとき、わたしはこの一点を軸にしました。
その形式で、実際に自分が声を出している時間はどれくらいあるか。
同じ料金でも、ここがかなり違います。
講師とのレッスンは1回25分前後が一般的なようですが、その全部が自分の発話時間ではありません。講師の説明や教材の読み上げが入るので、実際に話しているのはその一部です。
そのかわり、相手が反応を返してくれるという価値があります。伝わらなかったときに、伝わらなかったと気づける。これは一人ではどうにもなりません。
AI相手のアプリは、講師の都合がないぶん、話す時間の割合が高くなります。何度も言い直せるし、同じフレーズを繰り返しても気を使わずに済みます。
ただし、会話として成立しているかの判断は甘くなるはずです。文法的には正しいけれど場面に合っていない、みたいなずれは拾いにくいと思います。
コーチング型は、レッスンそのものより学習の設計と進捗管理に比重があります。自分で計画を立てられない人や、一人だと続かない人には効く形です。そのぶん総額は上がりますし、期間が決まっていることが多いようです。
公式サイトで確認しようと思ったこと
調べるときに見るようにしたのは、この4つです。
ひとつは発話の比率がわかる記述があるか。「話す時間を最大化」のような書き方をしているサービスはありますが、具体的な割合まで書いてあるところは多くありませんでした。ここは無料体験で確かめるしかなさそうです。
ふたつめはフィードバックの形。その場で直してもらえるのか、後からまとめて届くのか。仕事の合間にやる前提だと、長いレポートが後から来ても読まない可能性が高いです。自分のことなのでわかります。
みっつめは扱う場面が自分の用途と合っているか。日常会話・旅行・ビジネスで、出てくる語彙も状況も変わります。商談で使いたいのに旅行英会話の教材を回しても、たぶんあまり近づきません。
よっつめが短い時間でも成立する設計か。1回に30分確保しないと成り立たない形式だと、わたしは続かないと思いました。
今のところの結論
「話すところだけ」を伸ばしたいなら、まず発話量を増やす形式から入って、少し出てくるようになってから人と話す形式に移る。 わたしはこの順番でいきます。
中学英語からのスタートでいきなり人と向き合うのは、たぶん怖くて続きません。まず一人で口を動かして、恥ずかしさのハードルを下げてからのほうが、自分には合っています。
ただ、決まった時間に予定を入れたほうが動けるタイプの人なら、最初から講師とのレッスンのほうが早いはずです。強制力がないと動けない人にとって、いつでもできる形式は「いつまでもやらない形式」になりますから。
実際にどうだったかは、無料体験を受けてから追記します。
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